健康診断の結果票と食事の写真

健康診断で気になる数値ってどれ?血液検査の項目と食習慣のポイントを解説【2026年版】

この記事の結論健康診断の血液検査で気になる数値(血糖・中性脂肪・コレステロール等)と食習慣の関係を解説。糖質・脂質の見直し、食物繊維の増加が基本。異常値がある場合は医療機関を受診してください。

健康診断で気になる数値ってどれ?血液検査の項目と食習慣のポイントを解説【2026年版】

監修:管理薬剤師 岩崎喜代美

健康診断の血液検査でコレステロールや中性脂肪の数値が気になったことはありませんか?毎年の健診結果を見ながら「食生活を変えたい」と思っても、何から手をつければ良いかわからないという方も多いはずです。

結論として、健康診断の数値に影響しやすい食習慣は「糖質・脂質の摂りすぎ」「食物繊維の不足」「食事の不規則性」の3つが代表的です。まずこの3点を意識することが食生活改善の出発点になります。

本記事では、健康診断の主な血液検査項目と食事との関係、普段の食習慣で取り組めるポイントを解説します。数値に異常がある場合は必ず医療機関を受診してください。

健康診断の血液検査では、何を調べているの?

健康診断の血液検査は、生活習慣と関連が深い複数の指標を一度に確認できる検査です。厚生労働省の特定健康診査(いわゆる「メタボ健診」)では、血糖・脂質・肝機能・腎機能などを中心に検査します。主な検査項目と一般的な基準値を下表で確認しておきましょう。

特定健診・一般健康診断における主な血液検査項目と基準値の目安
検査項目 一般的な基準値(目安) 数値が高くなりやすい主な要因(例)
空腹時血糖 100 mg/dL 未満(正常値) 糖質の過剰摂取・運動不足・不規則な食事
HbA1c 5.6% 未満(正常値) 過去1〜2か月の血糖値の状態全般
中性脂肪(TG) 150 mg/dL 未満(空腹時) 糖質・アルコールの摂りすぎ
LDLコレステロール 120 mg/dL 未満(健常者目安) 飽和脂肪酸・トランス脂肪酸の過剰摂取
HDLコレステロール 40 mg/dL 以上 運動不足・喫煙・肥満
AST(GOT)/ ALT(GPT) 30 U/L 以下(目安) 過度の飲酒・脂肪肝・肥満
尿酸値 7.0 mg/dL 以下 プリン体の過剰摂取・水分不足・アルコール
BMI 18.5〜24.9 エネルギー過剰・運動不足

※ 基準値は医療機関・検査機関によって異なります。ご自身の検査結果は担当医師にご確認ください(出典:厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム」2024年度版)。

健康診断の数値が気になるとき、まず何から食生活を見直せばいいの?

食生活の改善は、数値の種類に関わらず共通して取り組める基本があります。以下の5つを軸に考えてみましょう。

  1. 野菜・海藻から食べる「ベジファースト」を意識する:食物繊維を先に摂ることで、食後の血糖上昇が緩やかになりやすいとされています(参考:日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」)。
  2. 精製穀物よりも全粒穀物を選ぶ:白飯・白パンから玄米・麦飯・全粒粉パンへの切り替えは、食物繊維と微量栄養素の摂取増加につながります。
  3. 飽和脂肪酸を減らし、不飽和脂肪酸を増やす:肉の脂身・バター・加工食品を減らし、青魚・オリーブ油・ナッツ類などを活用します。
  4. アルコールを適正量に抑える:アルコールは中性脂肪・尿酸値・肝機能指標(AST/ALT)のいずれにも影響します(出典:厚生労働省「健康日本21(第三次)推進のための参考資料」2024年)。
  5. 食事の規則性を保つ:欠食と過食のサイクルは食後血糖値の乱れや脂質代謝に悪影響を及ぼしやすいため、1日3食を基本に規則正しく食べることが推奨されています。

血糖値や中性脂肪が気になる人の食事のポイントは?

空腹時血糖・HbA1cや中性脂肪(TG)が高めと指摘された場合の食事改善では、「糖質の質と量を見直す」ことが主なアプローチです。下表に代表的な食品の見直し例をまとめました。

血糖値・中性脂肪に影響しやすい食品と代替例
種類 控えめにしたい食品(例) 選びやすい代替例
主食・穀物 白飯(大盛り)・白パン・うどん 玄米・麦飯・全粒粉パン・そば
甘い飲み物・お菓子 清涼飲料水・菓子パン・チョコレート(多量) 無糖のお茶・コーヒー・果物(適量)
アルコール ビール(大量)・甘いカクテル 量を抑える・週2日以上の休肝日を設ける
食物繊維源 野菜不足の食事(1日350g目標の未達) 緑黄色野菜・海藻・きのこ・豆類を積極的に

食後の血糖上昇を緩やかにする食べ方の詳細は、「血糖値スパイク」とは?食後血糖の急上昇を緩やかにする食べ方とGI値の基礎知識もご参照ください。

LDLコレステロールが気になる人の食事のポイントは?

LDLコレステロールが高い場合の食事改善では、「飽和脂肪酸を減らし、食物繊維を増やす」が基本戦略とされています(参考:日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2022年版)。具体的には以下の点が挙げられます。

  • 脂肪の種類を変える:バター・ラードなどの動物性脂肪を減らし、オリーブ油・えごま油などの不飽和脂肪酸が多い油に切り替える。
  • 青魚を増やす:EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸が豊富なサバ・イワシ・サンマを週2〜3回以上取り入れる(参考:オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)の基礎知識)。
  • 水溶性食物繊維を積極的に摂る:大麦・オーツ麦・ごぼう・海藻・こんにゃくなどに含まれるβ-グルカンやペクチンは、腸内でのコレステロール吸収を妨げるとされています。
  • コレステロール含有食品は量を調整する:卵・内臓系食品は摂りすぎに注意しつつ、飽和脂肪酸の多い食品(肉の脂身・揚げ物)を減らすことが優先度の高い取り組みとされています。

尿酸値・肝機能が気になる人のポイントは?

尿酸値(高尿酸血症の目安は7.0 mg/dL超)が気になる場合は、アルコールの量と水分摂取量の見直しが最初のアプローチです。プリン体含有量が多いレバー・白子・干物なども摂りすぎに注意します。詳細は「尿酸値」が高いとどうなる?高尿酸血症・痛風を招く食習慣と食事ケアのポイントを解説をご参照ください。

肝機能指標(AST/ALT)が高い場合も、まずは過度の飲酒を控え、エネルギー過剰による脂肪肝を防ぐことが重要です。かかりつけ医の指示に従い、必要に応じて専門医を受診してください。

毎日の食習慣でできることを整理すると?

健康診断の血液検査の数値は「今日の食事」よりも「これまでの食習慣の積み重ね」を映します。特にHbA1cは過去1〜2か月の状態を反映するため、継続的な食生活の見直しが重要です。

食習慣改善のポイントとターゲット指標(個人差があります)
取り組み 主なターゲット指標(例) 継続の目安
ベジファースト習慣 食後の血糖値・HbA1c 毎食継続
全粒穀物・食物繊維の増加 LDLコレステロール・食後血糖 毎日・1か月以上
アルコールを週2日以上控える 中性脂肪・AST/ALT・尿酸値 継続的に
青魚を週2〜3回取り入れる LDLコレステロール・中性脂肪 月単位の継続
規則正しい食事時間を守る 食後血糖値・HbA1c・インスリン分泌のリズム 毎日
ウォーキングなどの有酸素運動(週150分以上) HDLコレステロール・BMI・食後血糖値 継続的に

※ 食事改善による変化は個人差が大きく、数値の改善を保証するものではありません。検査結果に問題がある場合は必ず医療機関を受診してください。

健康食品やサプリメントは、健康診断の数値に関係があるの?

健康食品やサプリメントは、「食事の補助として日々の栄養サポートをする」ことを目的に設計されています。特定の検査数値を治療・改善する医薬品ではなく、食事改善・運動習慣と組み合わせて活用するものです。数値の問題は食事・運動の改善と医療機関の受診を基本としてください。

naturism(ナチュリズム)では、以下の3シリーズを展開しています。

naturism 3シリーズの食品区分と主な配合成分(参考)
シリーズ 食品区分 主な配合成分 対象のシーン
naturism Blue 健康食品(一般食品) 黒烏龍茶ポリフェノール・L-カルニチン・食物繊維(イヌリン)・玄米外皮・胚芽・アロエベラ 食事を楽しみたい方の食事サポートとして
KOSO in naturism(Pink) 健康食品(一般食品) 穀物麹(W酵素)・植物発酵物・L-カルニチン・アロエベラ・乳酸菌発酵物(植物由来) インナーケアを意識したい方の食事サポートとして
naturism Premium 機能性表示食品(届出番号 H975) ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン(機能性関与成分・12mg/日)ほか BMIが高めで腹部の脂肪が気になる方へ

【naturism Premium(H975)届出表示(消費者庁届出データベース掲載)】
「本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMIが高めの方の腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されています。」
※ 本品は、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。機能性表示食品の届出は、健康診断の数値改善を保証するものではありません。BMIが高めの方以外には対象外です。未成年者・妊婦・授乳中の方はお召し上がりにならないでください。食生活は、主食・主菜・副菜を基本に、食事のバランスを。

naturism Blue・Pinkはいずれも健康食品(一般食品)です。「血液検査の数値が改善する」などの効果効能はなく、食事のサポートを目的とした商品です。数値改善には食事習慣・運動習慣の見直しを基本としてください。

FAQ:健康診断と食事に関するよくある質問

Q1. 健康診断の前日・当日、食事に気をつけることはありますか?

血液検査は多くの場合、「空腹時採血」が求められます。前日の夜21時以降(または検査機関が指定する時間以降)は食事を控えてください。前日だけの変化で基準値が大きく変わることは通常ありません。日頃からの食習慣の積み重ねが反映されます。検査内容によって指示が異なるため、必ず検査機関の案内に従ってください。

Q2. 中性脂肪が高いと言われましたが、まず何を変えればいいですか?

中性脂肪(TG)に最も影響しやすいのは「糖質・アルコールの過剰摂取」です。まずは清涼飲料水・フルーツジュース・菓子類の量を減らし、アルコールの量と頻度を見直すことから始めることが一般的に推奨されています(参考:日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2022年版)。詳細は中性脂肪の解説記事もご参照ください。

Q3. LDLコレステロールが高めです。卵は避けた方がいいですか?

卵のコレステロールに対する感受性は個人差が大きく、近年の研究では「1日1〜2個程度であれば多くの場合問題ない」とされています(参考:日本動脈硬化学会ガイドライン2022年版)。それよりも飽和脂肪酸の多い食品(肉の脂身・バター・揚げ物)を減らすことが優先度の高い取り組みとされています。ご自身の状態に合わせて、かかりつけ医にご相談ください。

Q4. 健康診断の前にサプリメントを飲んでもいいですか?

検査前日・当日にサプリメントを継続して良いかどうかは、検査の種類や服用成分によって異なります。特に鉄・ビオチン・ビタミンDなどは一部の検査値(甲状腺ホルモン・感染症マーカー等)に影響するケースが報告されています。心配な場合は検査機関や担当医師に事前にご確認ください。

Q5. サプリメントで健康診断の数値をよくすることはできますか?

市販の健康食品・サプリメントは「疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません」。特定の数値をよくすることを標榜する広告には注意が必要です。機能性表示食品であっても、届出された機能(例:BMIが高めの方の腹部の脂肪を減らす)は健康診断全般の数値を改善することを保証するものではありません。食事習慣・運動習慣の改善を基本とし、数値に問題がある場合は医療機関を受診してください。

Q6. 特定健診(メタボ健診)と一般的な健康診断の違いは何ですか?

特定健康診査(特定健診)は、40歳〜74歳を対象に医療保険者が実施する法定の健診です。メタボリックシンドロームの早期発見を主な目的としており、腹囲測定・血糖・脂質・血圧の検査が中心です。一方、企業が実施する定期健康診断(労働安全衛生法に基づく)は年齢制限なく就労者全員が対象で、胸部X線・視力・聴力なども含まれます。詳細はメタボリックシンドロームの解説記事もご参照ください。

まとめ:健康診断と食習慣の見直し

健康診断の血液検査の数値は、日々の食習慣の積み重ねを映す指標です。一度の検査結果に一喜一憂するよりも、長期的に食生活を見直すことが重要です。食物繊維を増やす・精製穀物を全粒穀物に切り替える・アルコールを適正量に控える・青魚を週複数回取り入れる、といった基本的な取り組みが、複数の指標に好影響をもたらすとされています。異常値が見られた場合は必ず医療機関を受診し、医師の指示のもとで対応してください。

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出典

  1. 厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム」2024年度版
  2. 日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」2022年版
  3. 日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」
  4. 厚生労働省「健康日本21(第三次)推進のための参考資料」2024年
  5. 消費者庁 機能性表示食品届出データベース(届出番号 H975 naturism Premium)

監修体制

本記事は naturism 編集部が公開情報(消費者庁届出データベース・厚生労働省・PMDA 等)をもとに作成し、 管理薬剤師 岩崎喜代美が内容の正確性と表現を確認しています。 医薬品を扱う薬剤師の視点で、記事の内容に誤りや誇張がないかを確認しています。 本記事は医療・薬学的アドバイスを提供するものではありません。 ご自身の健康状態については医療機関にご相談ください。

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