アロエベラの葉と透明なゲル部分

アロエベラとは?食品素材として知っておきたい基礎知識と食事への取り入れ方を解説【2026年版】

この記事の結論アロエベラはキジカクシ科の多肉植物で、内側のゲル部分が飲料・ヨーグルト・サプリメントなどの食品原料として国際的に広く利用されています。日本では一般食品として流通しており、naturism 3シリーズ(Blue・Pink・Premium)の配合素材の一つです。

アロエベラとは?食品素材として知っておきたい基礎知識と食事への取り入れ方を解説【2026年版】

監修:管理薬剤師 岩崎喜代美

アロエベラ(Aloe barbadensis Miller)は、内側の葉肉ゲル部分が一般食品として日本でも広く流通している多肉植物の一種です。コンビニエンスストアのアロエヨーグルトや飲料に含まれるゼリー状の果肉がアロエベラのゲルであり、食品素材としての歴史は数千年に及びます。一方、外側の葉皮に含まれるアロエラテックス(アントラキノン類)は過剰摂取に注意が必要であり、食品として利用されるのは主に内側のゲル部分です。

naturism の3シリーズはいずれもアロエベラを配合素材の一つとして使用しています(naturism Blue 9素材・KOSO in naturism Pink 10素材・naturism Premium 16素材のうちの1種)。本記事では、アロエベラという食品素材の特徴・成分構成・食品区分・食事への取り入れ方と注意点を、公的機関の情報をもとに解説します。

アロエベラはどんな植物?分類と産地を確認する

アロエベラはキジカクシ科(Asparagaceae)アロエ属の多年生多肉植物です。原産地はカナリア諸島・北アフリカとされ、現在は熱帯・亜熱帯を中心に世界規模で栽培されています。アロエ属には500種以上が知られていますが、食用・食品原料として国際的に最も広く流通するのはアロエベラ(Aloe barbadensis Miller)です。

葉は多肉質・淡緑色で、先端は尖り、縁には鋸歯状の突起があります。葉の内側に大量の水分・粘質物(ゲル)を蓄えており、この部分が食品原料として加工・利用されます。「アロエ」と呼ばれる植物は複数種あるため、食品表示の確認が重要です。

食品原料として流通する主なアロエ3種の比較(2026年)
種類 学名 形態上の特徴 主な利用形態
アロエベラ Aloe barbadensis Miller 大型・ロゼット状・葉肉が厚くゲルが豊富 食品飲料・ヨーグルト・サプリメント原料(国際的に最多流通)
キダチアロエ Aloe arborescens 直立した茎・葉は細く小型・日本の家庭に多い 家庭での民間利用・観賞用(「医者いらず」として知られる)
アロエフェロックス Aloe ferox 南アフリカ原産・苦味が強い・大型 アロエラテックス(苦味・アントラキノン)抽出用

日本の家庭でよく見かける「アロエ」はキダチアロエであることが多く、アロエベラとは形態・成分構成が異なります。食品表示や原材料名に「アロエベラ」と記載がある場合は、Aloe barbadensis Miller 由来の素材を指します。

アロエベラの主な成分は?ゲル部分とラテックス部分の違い

アロエベラの葉は構造上、外側の葉皮(クチクラ層・葉緑体層)・葉皮直下のラテックス(黄色い液体)層・内側の透明なゲル(内葉肉)の3層に分けられます。食品原料として使われるのは主にゲル部分であり、成分・安全性はラテックスと大きく異なります。

アロエベラのゲル部分とラテックス部分の主な成分比較
部位 主な含有成分 食品としての利用 主な注意点
ゲル(内葉肉) アセマンナン(多糖類)、アロエシン(クロモン系フェノール)、ミネラル(カルシウム・マグネシウム・カリウム等)、アミノ酸、有機酸 飲料・ヨーグルト・ゼリー・サプリメント原料として広く使用(市販品の大半はゲル処理品) 適切に処理した製品は食品として一般的に流通。自家利用時はラテックスの完全除去が必要
ラテックス(葉皮内側の黄色液) アロイン(バルバロイン・イソバルバロイン)・エモジンなどのアントラキノン類 食品としての利用は限定的(苦味成分・かつて医薬品原料として利用されたが現在は使用制限あり) 大量摂取で腹部不快感のリスク。EFSAが2018年に摂取上限評価を公表(10μg/kg体重/日以下を推奨)

アセマンナンは多糖類(ムコ多糖類)の一種であり、アロエベラゲルの主要成分として研究対象となっています。なお、日本の内閣府食品安全委員会は2003年に「アロエ」についての安全性評価を公表しており、ゲル部分は食品として流通しているが、アントラキノン類を多く含む部分の過剰摂取には留意が必要であるとしています。

日本での食品区分は?機能性表示との関係を確認する

日本の食品分類において、アロエベラのゲル部分は一般食品(健康食品を含む)として流通しています。消費者庁の機能性表示食品届出情報データベースには、アロエベラを機能性関与成分とする届出も一部存在しますが、食品形態・対象・届出内容は製品ごとに異なります。

アロエベラを含む食品の分類比較(日本・2026年基準)
食品区分 主な根拠法令 アロエベラの位置づけ
一般食品(健康食品) 食品衛生法・食品表示法 ゲル処理品が飲料・ヨーグルト・加工食品原料として広く流通。身体の機能表示はできない
機能性表示食品 消費者庁届出制度(食品表示法) 一部届出あり(製品ごとに個別届出が必要)。届出のない製品は機能を表示できない
栄養機能食品 食品表示法・規格基準 アロエベラ単体では栄養機能食品の規格基準対象成分に非該当
特定保健用食品(トクホ) 健康増進法・消費者庁許可制度 アロエベラ単体でのトクホ許可製品は確認されていない(2026年9月時点)

機能性表示食品の制度については、消費者庁届出データベース(https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/)で届出番号検索が可能です。制度の詳細は「機能性表示食品とは?」の記事もあわせてご確認ください。

なお、naturism Premium(届出番号 H975)の機能性関与成分はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンです。本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、BMIが高めの方の腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されています。本品は、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。

食事でのアロエベラの取り入れ方と注意点は?

アロエベラを日常の食事に取り入れる方法はいくつかあります。市販の処理済み食品を利用するのが安全・手軽です。

  • 市販の加工食品(ヨーグルト・飲料・ゼリー)を活用する:ラテックスが適切に除去・処理されており、そのまま食べられます。砂糖や人工甘味料の含有量を確認したうえで選ぶとよいでしょう
  • アロエベラゲルを食品原料として使う:市販の食品用アロエベラゲル(ラテックス除去済み)は、スムージー・サラダ・スープのトッピングとして活用できます
  • 自家栽培のアロエを使う場合:外皮とラテックス(黄色い液体)を完全に除去し、透明なゲル部分のみを利用します。アロイン含量の管理が難しいため、市販品より注意が必要です
  • サプリメント(食品)形態:粉末・錠剤等の形でアロエベラが配合された食品もあります。成分表示・配合目的を確認したうえで選択します
アロエベラを含む食品形態と特徴の比較
食品形態 特徴 選ぶ際の確認ポイント
アロエヨーグルト コンビニ・スーパーで入手しやすい。ゲルのみ使用の製品が多い 砂糖量・乳由来アレルゲンの有無。アロエの配合量は製品により異なる
アロエ飲料 ゲルを細かく刻んで入れた飲料。プレーン・フルーツ風味など多様 砂糖・人工甘味料の種類・含有量。フルーツ風味品はアレルゲン(果物)も確認
食品用アロエベラゲル(業務用・市販) 料理のアクセントに利用可能。ラテックス除去済みのものを選ぶ ラテックス除去の有無・アロイン残存量(規格を確認)
粒タイプの食品(サプリメント) 複数素材と組み合わせて配合されることが多い 原材料表示・食品区分(一般食品 or 機能性表示食品)・アレルゲン表示を確認

なお、妊娠中・授乳中の方、腎疾患・大腸疾患(炎症性腸疾患等)のある方は、アロエベラ(特にラテックス部分)の摂取について医師に相談することをお勧めします。EFSA(欧州食品安全機関)は2018年に、アロエ由来ヒドロキシアントラセン誘導体について1日摂取上限(10μg/kg体重/日相当)を設定する評価を公表しています。

naturism 3シリーズとアロエベラの配合状況を確認する

アロエベラは naturism の3製品すべてに原材料の一つとして配合されています(原材料表示の実測値・2026年8月現在)。各製品の食品分類・機能性関与成分・全配合素材数は下表の通りです。

naturism 3シリーズのアロエベラ配合状況と製品分類(2026年8月時点)
製品名 食品分類 アロエベラの位置づけ 機能性関与成分 全配合素材数
naturism Blue 健康食品(一般食品) 9素材のうちの1つ(原材料表示に記載) なし(機能性表示食品ではない) 9種
KOSO in naturism Pink 健康食品(一般食品) 10素材のうちの1つ(原材料表示に記載) なし(機能性表示食品ではない) 10種
naturism Premium 機能性表示食品(届出番号 H975) 16素材のうちの1つ(原材料表示に記載) ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン 16種

各製品においてアロエベラは食品素材のひとつとして原材料表示に記載されており、アロエベラ自体に機能性表示は付与していません。naturism Blue・KOSO in naturism Pink は健康食品(一般食品)として、食事を楽しみたい方やインナーケアを意識したい方向けに販売されています。

3シリーズの成分・対象者・サイズの違いは、製品比較ページでご確認ください。naturism Premium についてはnaturism Premium 詳細ページもあわせてご参照ください。

よくある質問(FAQ)

Q. アロエベラとキダチアロエはどう違う?

A. アロエベラ(Aloe barbadensis Miller)は大型の多肉植物で、葉肉のゲル部分が豊富なため食品・飲料原料として国際的に最も多用される品種です。一方、日本の家庭でよく見られるキダチアロエ(Aloe arborescens)は直立した茎を持つ中型種で、民間での外用利用が多い品種です。食品原材料名や成分表示に「アロエベラ」と書かれている場合は Aloe barbadensis Miller 由来の素材を指します。両者は外見も成分構成も異なるため、用途に合わせて確認することをお勧めします。

Q. アロエベラのラテックスはどれほど注意が必要?

A. アロエラテックス(葉皮内側の黄色い液体)にはアントラキノン系成分(アロイン・バルバロイン等)が含まれており、大量摂取により腹部不快感が生じるとされています。EFSA(欧州食品安全機関)の2018年評価では、ヒドロキシアントラセン誘導体の摂取上限(参考値:10μg/kg体重/日)を示しています。市販のアロエヨーグルトや飲料は一般的にラテックスを適切に除去した処理品であるため、通常の食品として利用する場合に過剰に心配する必要はありませんが、自家栽培のアロエを食用にする場合はゲル部分のみを使用することが推奨されます。

Q. naturism の製品にアロエベラが含まれているのはなぜ?

A. naturism Blue・KOSO in naturism Pink・naturism Premium はいずれも複数の植物素材を組み合わせた食品であり、アロエベラはその配合素材の一つとして原材料表示に記載されています。アロエベラの配合は食品素材としての使用であり、アロエベラ自体に機能性表示を付与しているわけではありません。各製品の機能性(Premium のみ)はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンに基づくものです。成分の詳細については各製品の原材料表示またはよくある質問ページでご確認いただけます。

Q. アロエベラは機能性表示食品の届出成分として使われているの?

A. 消費者庁の機能性表示食品届出データベースには、アロエベラを機能性関与成分として届出した食品が一部存在します(2026年9月時点)。ただし、届出は製品ごとの個別申請制であり、表示できる機能・根拠エビデンスは各届出の内容に依存します。naturism の全3製品ではアロエベラへの機能性表示を行っておらず、naturism Premium(届出番号 H975)の機能性関与成分はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンです。機能性表示食品の届出制度の概要については「機能性関与成分とは?」の記事もあわせてご覧ください。

参考資料・出典

  • 内閣府食品安全委員会「健康食品の安全性に関する情報 アロエ」(2003年評価)
  • 消費者庁 機能性表示食品の届出情報データベース(https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/ ・2026年9月時点検索)
  • 欧州食品安全機関(EFSA)「Scientific opinion on the safety of hydroxyanthracene derivatives for use in food」EFSA Journal 2018;16(4)
  • 文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
  • 消費者庁 機能性表示食品届出番号 H975(2026年8月確認・撤回フラグなし)

監修体制

本記事は naturism 編集部が公開情報(消費者庁届出データベース・厚生労働省・PMDA 等)をもとに作成し、 管理薬剤師 岩崎喜代美が内容の正確性と表現を確認しています。 医薬品を扱う薬剤師の視点で、記事の内容に誤りや誇張がないかを確認しています。 本記事は医療・薬学的アドバイスを提供するものではありません。 ご自身の健康状態については医療機関にご相談ください。

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