NMNとは?話題のエイジングケア成分を科学的に解説|サプリ選びの前に知っておきたい基礎知識

NMNとは?話題のエイジングケア成分を科学的に解説|サプリ選びの前に知っておきたい基礎知識
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    NMNとは?話題のエイジングケア成分を科学的に解説|サプリ選びの前に知っておきたい基礎知識

    NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、近年「エイジングケア」との関連で注目を集めるビタミンB3誘導体の一種です。まず結論をお伝えします。NMNは2026年現在も主に研究が進行中の成分であり、日本国内では多くの製品が一般食品(健康食品)として販売されています。機能性表示食品・特定保健用食品(トクホ)としての届出・許可件数は2026年現在も限定的です。本記事では、NMNの基礎知識・研究の現状・日本の制度上の位置付けを、公的情報に基づいて中立的に解説します。

    監修:管理薬剤師 岩崎喜代美

    NMNとはどんな成分ですか?

    NMN(Nicotinamide Mononucleotide:ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、ビタミンB3(ナイアシン)から体内で生成されるヌクレオチドの一種です。体内では「NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」の前駆体として機能することが知られており、エネルギー代謝に関わる酵素群(サーチュイン等)に補酵素として作用すると考えられています。

    NAD+は細胞のエネルギー産生・DNA修復・タンパク質の品質管理などに関わる補酵素で、加齢とともに体内量が減少することが動物実験や一部のヒト試験で報告されています。NMNはその前駆体として、体内でNAD+に変換されると考えられています。

    NMNは枝豆・ブロッコリー・トマト・アボカドなどの食品に微量含まれていることが複数の研究で報告されています。ただし、食事から摂取できる量は非常に少なく、日常の食事だけで補酵素としての必要量を確保するのは現実的ではないとされています。

    NMNの研究は現在どの段階にありますか?

    NMNに関する研究の多くはマウスを使った動物実験が先行しており、ワシントン大学のグループによる研究(Mills et al., Cell Metabolism, 2016)では、NMN投与を受けたマウスで体内NAD+量の維持や加齢に伴う一部の機能変化が観察されたことが報告されています。この研究はNMNへの関心が世界的に広まるきっかけのひとつとなりました。

    ヒトを対象とした臨床試験(介入試験)は徐々に増加していますが、大規模・長期の試験は2026年現在も限定的です。日本では慶應義塾大学のグループによる少人数のヒト試験(Irie et al., Endocrine Journal, 2020)で、NMN摂取後の安全性と血中NAD+への影響が調べられています。なお、この試験は少人数(男性10名)を対象とした短期試験であり、現時点でヒトに対する効果を確定するには証拠が不十分です。

    科学的評価において「研究で報告されている」と「効果が立証された」は明確に区別される必要があります。健康食品を選ぶ際には、この点を意識することが大切です。

    日本でNMNはどのように規制されていますか?

    日本ではNMNはビタミンB3誘導体として食品への配合が認められており、多くの製品が「健康食品(一般食品)」として販売されています。機能性表示食品の届出が受理されるには、消費者庁への科学的エビデンス(システマティックレビューまたは無作為化対照試験:RCT)の提出と届出様式の要件を満たす必要があります。

    健康食品の分類とNMNの位置づけ(2026年6月時点)
    分類 機能表示の可否 審査・届出 NMNの現状
    特定保健用食品(トクホ) 可(個別許可制) 消費者庁が審査・許可 許可品なし
    機能性表示食品 可(届出制) 消費者庁に届出・受理 届出例は限定的
    栄養機能食品 可(国が定める規格基準型) 届出不要・規格基準適合 NMNは栄養機能食品の対象外
    健康食品(一般食品) 不可 届出不要 多くの市場製品が該当

    消費者庁の「機能性表示食品届出情報検索」データベース(公式サイト)では、届出番号・成分・機能表示・研究の概要を誰でも無料で確認できます。パッケージに届出番号(アルファベット+数字)の記載がない製品は機能性表示食品ではありません。

    NMNを食事から摂るとしたら、どの食品に含まれますか?

    NMNは枝豆・ブロッコリー・トマト・アボカドなどに微量含まれることが報告されています。ただし食品中の含有量は非常に少なく、研究ごとに測定値にも差があります。以下の表は参考値としてご覧ください。

    NMNを含むとされる主な食品(参考値・研究報告より・測定値は研究間で差があります)
    食品 NMN含有量の目安(mg/100g) 備考
    枝豆(生) 約0.5〜2.0 葉酸・鉄・食物繊維も豊富
    ブロッコリー(生) 約0.3〜1.1 ビタミンC・葉酸も多い
    トマト(生) 約0.3〜0.5 リコピンも含む
    アボカド(生) 約0.4〜1.6 一価不飽和脂肪酸・葉酸も豊富

    これらの食品はNMN以外にも食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富であり、バランスのよい食事の一部として日常的に取り入れる価値があります。食事の基本は主食・主菜・副菜を揃えることが厚生労働省の食生活指針でも推奨されています。

    NMNとブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは何が違いますか?

    NMNとブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、どちらも健康との関連で研究が進む成分ですが、成分の種類・主な研究対象・日本の制度上の位置付けは大きく異なります。

    NMNとブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンの比較
    項目 NMN ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン
    成分の種類 ビタミンB3誘導体(ヌクレオチド) ショウガ科植物由来フラボノイド
    由来 ビタミンB3(ナイアシン)から体内合成 Kaempferia parviflora(ブラックジンジャー)
    主な研究対象 NAD+前駆体・細胞エネルギー代謝 BMIが高めの方の腹部の脂肪
    日本の機能性表示食品届出 届出受理例は限定的 消費者庁届出受理済み(届出番号 H975 等)
    ヒト試験エビデンス 少人数・短期間の試験が中心 届出審査時にシステマティックレビューを提出
    naturism製品への配合 含まれない naturism Premium(H975)に配合

    naturism製品にNMNは含まれていますか?

    naturism のいずれの製品(Blue・Pink・Premium)にも、NMNは含まれていません。本記事はNMNの一般的な科学・制度情報を解説することを目的として掲載しています。

    naturism Premium(機能性表示食品・届出番号 H975)の機能性関与成分は「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」です。NMNとは由来も研究対象も異なる成分です。

    naturism Premium の届出表示(正文):

    本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには、BMIが高めの方の腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されています。

    ※本品は、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。食生活は主食・主菜・副菜を基本に食事のバランスを。

    ※対象:BMIが高めで腹部の脂肪が気になる方。未成年者・妊婦・授乳中の方には向きません。

    naturism Blue および naturism Pink(KOSO)は健康食品(一般食品)であり、機能性の表示はありません。各製品の成分詳細については、商品ページまたはお問い合わせ窓口でご確認ください。

    サプリメントを選ぶときに確認したいポイントは何ですか?

    「エイジングケア」「健康維持」を目的としたサプリメントを選ぶ際に確認したいポイントを整理します。

    • 食品分類を確認する:「機能性表示食品」「特定保健用食品(トクホ)」は消費者庁のチェックを経た機能表示が可能です。「健康食品(一般食品)」は機能表示ができません。パッケージ表面・商品ページで分類を確認しましょう。
    • 届出番号をデータベースで調べる:機能性表示食品であれば、消費者庁の届出データベースで成分・研究内容・機能表示の根拠を誰でも確認できます。届出番号(アルファベット+数字)が記載のない製品は機能性表示食品ではありません。
    • 広告の表現に注意する:「〜することが報告されています」は機能性表示食品の届出表示に義務付けられた表現です。「必ず〜になる」「〜が治る」といった断定表現は健康食品には認められていません。
    • 医師・薬剤師に相談する:サプリメントは医薬品ではなく、病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。薬を服用中・持病がある方は摂取前に必ず医師・薬剤師にご相談ください。
    • 食事の基本を優先する:サプリメントはあくまで食事の補助です。主食・主菜・副菜を揃えたバランスのよい食事を基本としたうえで、必要に応じてサプリメントを活用するのが適切な考え方です。

    よくある質問(FAQ)

    Q1. NMNは安全なサプリメントですか?

    現在の研究では、短期間の摂取における安全性を示す試験結果が報告されています(Irie et al., Endocrine Journal, 2020)。ただし、長期摂取の安全性データはまだ限られており、持病がある方・薬を服用中の方・妊娠中・授乳中の方は摂取前に医師・薬剤師にご相談ください。「短期的な安全性が確認されている」と「長期摂取が推奨される」は異なります。

    Q2. NMNは機能性表示食品として認められていますか?

    2026年現在、NMNを機能性関与成分とする機能性表示食品の届出受理例は限定的です。機能性表示食品かどうかは、パッケージの届出番号(例:A〇〇〇)を確認し、消費者庁の届出データベースで検索することで判断できます。届出番号の記載がない製品は機能性表示食品ではありません。

    Q3. naturismの製品にNMNは入っていますか?

    いいえ。naturism のどの製品にもNMNは含まれていません。naturism Premium(届出番号 H975)の機能性関与成分はブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン(1日あたり12mg)です。成分のご確認はお電話(03-6411-5513・平日10:00〜17:00)またはメール([email protected])でも承ります。

    Q4. NMNとスペルミジンは何が違いますか?

    NMNとスペルミジンはどちらも「エイジングケア」との関連で注目される成分ですが、異なる物質です。NMNはNAD+前駆体として細胞エネルギー代謝への影響が研究されています。スペルミジンはポリアミンの一種で、オートファジー(細胞の自己浄化機能)との関連が動物実験で報告されています。どちらも研究段階であり、現時点で日本の機能性表示食品としての届出受理例は限定的です。なお、どちらもnaturism製品には含まれていません。

    Q5. 「エイジングケア」という広告表現はどのような意味ですか?

    「老化を防ぐ」「若返る」など年齢を逆行させるような表現は、薬機法・景品表示法の観点から健康食品の広告では認められていません。「エイジングケア」は「年齢に応じたケア」を意味する業界慣用表現として広く使われていますが、法的な機能の保証ではありません。サプリメント選びにあたっては、広告の表現よりも届出データベースのエビデンスを確認する習慣が重要です。

    まとめ:NMNは「研究進行中」の成分として正しく理解しよう

    NMNは体内に存在するNAD+の前駆体として、エイジングに関連した研究が国内外で進行中の成分です。動物実験ではさまざまな知見が報告されていますが、2026年現在のヒト試験はまだ少人数・短期間のものが中心です。日本において、NMNの機能表示が受理された機能性表示食品の数は限定的であり、多くの流通製品は一般食品として販売されています。

    サプリメントを選ぶ際は「成分が話題になっている」と「製品として機能表示が認められている」を区別することが大切です。食品分類・届出番号・科学的根拠を消費者庁のデータベースで確認してから選択することをおすすめします。

    naturism では、消費者庁の届出を受理した機能性表示食品(Premium)と、食事サポートを目的とした健康食品(Blue・Pink)を提供しています。成分や製品についてのご質問は下記よりお問い合わせください。

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    出典

    1. Mills KF et al. "Long-Term Administration of Nicotinamide Mononucleotide Mitigates Age-Associated Physiological Decline in Mice." Cell Metabolism, Vol.24, No.6, pp.795–806, 2016. doi:10.1016/j.cmet.2016.09.013
    2. Irie J et al. "Effect of oral administration of nicotinamide mononucleotide on clinical parameters and nicotinamide metabolite levels in healthy Japanese men." Endocrine Journal, 67(2), pp.153–160, 2020. doi:10.1507/endocrj.EJ19-0313
    3. 消費者庁「機能性表示食品届出情報検索」https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/(2026年6月閲覧)
    4. 厚生労働省「健康食品に関する情報」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/(2026年6月閲覧)
    5. 消費者庁「特定保健用食品について」https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/tokuho/(2026年6月閲覧)

    監修体制

    本記事は naturism 編集部が公開情報(消費者庁届出データベース・厚生労働省・PMDA 等)をもとに作成し、 管理薬剤師 岩崎喜代美が内容の正確性と表現を確認しています。 医薬品を扱う薬剤師の視点で、記事の内容に誤りや誇張がないかを確認しています。 本記事は医療・薬学的アドバイスを提供するものではありません。 ご自身の健康状態については医療機関にご相談ください。

    この記事は AI の補助で作成し、naturism 編集部および監修薬剤師が確認しています。

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